何をやっても褒められない、認めてもらえない状況を1ヶ月我慢した。
ゴールデンウィークで身体を休めてまた気持ちを上げていこうと思った。
ところがもうすでに遅し・・・
日中はずっと学年主任の顔が頭の中をぐるぐるとし、夜寝ても浅い眠りで常に嫌な夢を見ていた。夢ではもちろんその先生が出てくる。全く身体を休めることもできなかった。
ゴールデンウィークが終わると、下痢症状が出てきて、学校の最寄駅に着くと必ず15分間トイレにこもるようになっていた。
ゴールデンウィーク明けから5月末に開催する運動会の練習が始まったので、今自分が休んでしまうと、子どもたちが困ってしまう。学年練習などもあり迷惑をかけてしまう。リレー担当だったので自分の役割も果たせなくなる。
休めるような空気でなかった。
ところが自分の身体は日に日に弱っていた。
ついには食欲がなくなってしまったのだ。夜ご飯は、帰りのコンビニで買ったポッキーを電車待ちに食べて済ませるまでなっていた。朝ご飯は、ヨーグルトのみで家を出発した。
昼ご飯は、給食があったので、子どもたちが盛ってくれた分は食べ切らないとという気持ちで何とか食べていた。また、30人の子どもたちと一緒に食べるご飯は美味しかった。
給食を食べているし、栄養もなんとか摂れているだろうと思い込んでいた。
この状況が1週間続き、なんとか運動会もやり切ることができた。
ところが運動会明け、重い身体を起こし、一生懸命職場に向かおうとする。駅に着いて電車待ちをしていると、勝手に涙が出てくる。周りの人たちも驚きですよね・・・
仕事で小さなミスも増え、その度に気持ちがドン底に・・・学年主任から「こうすればよかったんじゃないの?」と強い口調で言われる。結局最後まで、「こうすれば大丈夫だよ」と私の背中を押してくれるような声掛けはなかった。自分が学年の中で一番下っ端で教員の経験年数も浅いのはわかっている。でも、少しでも優しい声掛けがあったら私も頑張ろうと立ち直れたのかもしれない。
ついに翌週から仕事に行くことができなくなった。
【自分が鬱になるとは思わなかった③】に続く・・・
りんごじゃむ先生
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