皆さんは、定時で帰ることができていますか?
私は教員時代、定時で帰ることができたことなど数える程しかありません。ですが、周りではほとんどの日を定時で帰っている先生を見たことがあります。どうしているのかなと疑問に思っていたので、その先生が異動をされる前に聞いた話を皆さんに伝えたいと思います。
放課後の時間がどれくらいあるのか知る
放課後の時間が何時間何分あるのか、わかりますか?子供が帰る時間から計算して1時間から1時間半くらいが定時の学校が多いでしょう。その時間を明確にするということです。今日は6時までとか今日は予定があるから定時までとか計画的に考えて今日は何時間仕事ができるということを自分の中で明確にすると集中力も上がり、仕事がスムーズに進みます。また、やらなくていい仕事や効率を考えた仕事の仕方になってきます。
仕事に優先順位をつける
仕事には優先順位が必要です。闇雲に仕事をしていても、今じゃなくてよかった、こんなに急がなくてもよかったなんてことはたくさんあります。今すべき仕事は何かを考えることが大切です。月曜日の放課後、「金曜日までに校長先生に出さなければならない書類」と「次の日の授業の準備」のどちらを優先したらよいか?と聞かれたら答えは明確ですよね。簡単にいうとこのようなことですが、教員という仕事は多岐に渡りすぎていて優先順位をつけることが難しいのも事実だと思います。一つ一つ見極めながらやっていきましょう。
見通しをもつ
優先順位がつけられないよ!という人はこれを意識しましょう。「来週の金曜日までに出さなければならない書類があるから、余裕をもって水曜日にはやろう」とか「ここまで授業の準備、教材研究をすれば今週中の授業は大丈夫だ」とか計画的に準備をしていくということです。これは、月の行事や授業の予定を考えながらやらなければいけないので、初めての人や経験が少ない人は難しいかもしれません。そんな時はベテランの先生がどんなことをしているのか聞いてみるといいかもしれません。思ったよりも先のことに対しての仕事をしていますよ。
やり方を見直す
行事計画、教材研究、保護者対応、ノートを見る、テストの丸つけなどなど、教員はたくさんの仕事があります。そのやり方を見直してみるのも大切です。経験のある先生は、今までやってきたやり方が楽でやりやすい、変えるのは面倒なのはわかります。ですが、少しだけ(3分でも)考えて、違う方法がないか考えてみると早く仕事が済むことにつながるかもしれません。
放課後に話をする時間を削る
簡単に言うと、無駄話は必要無いということです。少し冷たい感じになるかもしれません。定時で帰るためには、仕事上で本当に必要なことだけを聞くことも大事です。「あの人の話長いなぁ」「いつのまにか違う話になっていて聞きたいことが聞けないなぁ」などと感じたことありませんか?私は正直、たくさんありました。誕生日を祝ったり、愚痴を言ったり、わかりもしない来年度の人事の話をしたり…本当に色々な話がつきません。この仕事はそれだけ話が好きな人が多いのも事実です。関係なくなったな、長くなりそうだな、と少しでも感じたら切り上げることも大切です。冷たいかもしれませんが、意識してみましょう。
「早く帰る人」になる
4月、5月忙しい時期なのは私も経験してきたのでよくわかります。ですが、4月、5月の仕事の仕方は子供だけではなく、大人もよく見ています。あの人長いなぁ、あの人夜遅くまでいるなぁ、あの人は朝早くからやっているなぁ、あの人は早く帰るなぁと見てないようでよく見ています。遅い人には仕事がたくさん回ってきます。無駄話もたくさんきます。逆に早く帰る人には話や仕事は回ってきません。どんな人になるかは最初が重要です。
最後に
【定時に帰る】ということは目標になってるところもあるかもしれません。働き方改革が騒がれている今、クラスの子どものためにできること、子どもたちになるにはどうしたらいいかを最大限考えられるといいですね。皆さんの定時帰りを応援しています。
りんごじゃむ先生
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